自分を許すと、人からも許してもらえる(2)

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前回からの続きです。

もう無理や!と開き直れたきっかけは8月上旬。
こにくにはかかりつけのお医者さんはあまりいないのですけども、かかりつけの心のセラピストさんはいるので、その方のところへ相談しに行ったときでした。

もう、ほんとに限界だったな、と、思います。

入院するほどではないけど、ほんまに生きるエネルギーというか、意欲というか、そういうものがまったくない状態。
自分のなかでイメージしてたのは、ほんまに砂漠みたいな感じ。
オアシスも干上がっちゃって、なんにも湧いてこーへん感じ。
そのイメージ通りのことを、カウンセリングでも伝えられたわけです。

そして気づいたのは、頑張ってたとき、すごくすごく自分を追い込んでいたってこと。
状況的にも、その時自分の目に映っていた「現実」は、「自分が投げ出したら他に誰がこのプロジェクトやるの??おれへんやん!」という状況。
会社も過渡期でいろんなプロジェクトが入り乱れていて、がっしゃーん!みたいな状況で、みんながみんな必死でやってて、疲弊していて、だからこそ弱音は吐かれへん、なんとかせな、なんとかなる、なんとかできるかもしれへん!と、自分を鼓舞して、踏ん張っておったわけです。

そのときの思いは、やっぱり
「上司や社長の期待に応えたい」とか
「ここ乗り越えたら自分は一皮むける」とか
「絶対投げ出されへん」とか
「これはもう、アタシ一人でやらなしゃーない。だれも頼りになれへん」とか
「これ乗り越えたらアタシかっこええやん」とか、
ポジティブではあるけど、全然自分自身を見てなかった。

後から、このプロジェクトにはアサインされてなかった別の上司から言われてやっと気づいたのだけど、
プロジェクトの規模と納期を考えたら、アタシが一人でえっちらおっちらやれる規模じゃなかったのです。
でも、渦中は「やれ」と言われている状態やったから、やらんとしゃあないし、
そんなこと考えもしないで「やれ、って言われてるってことは、『お前ならできる』ってことや」と、
いいんだか悪いんだかわからないポジティブ脳内変換をし(笑)、まさに孤軍奮闘。

でも、そもそも、規模がうんぬんの前に、仕事って一人でやるものじゃない。
それまでやったことのない規模、やったことのないポジション、そしてはじめて組む仲間、はじめてのお客さん、という、今から思えば「悪条件」が重なって、それらすべてを全部自分で背負おうとしていたのですね。

そして、一緒に組んでいた相手(上司)は、アタシがそこまで重荷と感じているとは、気づいていなかったそうで。

「もう無理や!」と、開き直ったときに
「なんでアタシばっかり苦労せなあかんのよ?!!?!」と、いろんな状況やいろんな人に対する抑圧していた怒りが爆発!ww

同時に悲しみもあったのだけど。

それは、ずっとずっと我慢していたからやよね。
わからないこと、不安なこと、どうしていいのかわからないこと、無理を無理と言えないこと。
そう思っている自分をずっと抑圧して、「できるかもしれへん」っていうポジティブさで乗り切ろうとしていたけど、それも限界やったんやよね。

できひんもんは、できひんねん!
めっちゃしんどいねん!!!
もう無理!もうやめさして!!!!!

という内容を、もうちょっとソフィスティケイトした文面のメールを
プロジェクトの上司に送ることが出来てから、少しずつこにくが自分を取り戻す時間が訪れた。

こにくは、「できない」ということを自分に認めたのでした。
「できない、と思ったら本当にできない。できると思ったらできる」って、
お題目のようにいままで唱え続けてきたから、「できない」ってことを認めるの、めっちゃ怖かった。
でも、そこにはひとことも、誰も「一人で」なんて言うてないよね。

こにくは、「自分ひとりでがんばらんとあかん」って思ってた。
「一人相撲」とはよくいったもので、ほんまに一人相撲してるから、他者が入ってこられへんのよね。
目を向ければ、いろんな場面でたくさんの人がこにくを励ましてくれていたし、
気遣ってくれていたし好きでいてくれたのに、全然受け取れなかった。
頼りにしてくれる友達や仲間には、ほんまにおこがましいけど、けっこう本気で「あんたにはアタシがおってええなあ。アタシのことは誰が慰めてくれるんやろうなぁ(遠い目)」って思ってた。

でも、それは自分で自分を追い込んでたから、「自分は一人でもできとかな!」と、
変なプライドでいじけてただけやった。

だから、こにくは、自分を許すことにしました。
死にかけてたけど、生きていかなあかんから、自分で自分を元気づけることにしました。

できひんものは、できひんねん。
わかれへんもんは、わかれへんねん。
仕事できひん奴?そうです、できひん奴かもしれません。
ずっとデブのままです。ヨガやってるけど、べつに痩せてません。
毎日飲んだくれています。
一人でサマソニにも行きます。
一人でディズニーシーにも行きます。
疲れ果てて、仕事できなくなっちゃいました。
ダメな奴です。
お金もないです。
最近は、さほど男にもモテてません。
ほんで、大してなにも成し遂げてません。

でも、アタシめっちゃがんばってると思うよ?と。

そうやって、自分を許して、休息することにしました。

でもね、そうすると、不思議なことが起きた!
前述のように、上司から「1ヶ月くらい休むか?」と言われたことに象徴されるように、
自分で自分を許すようになると、人からも許してもらえるねんね。

誤解のないように補足すると、「許される」というと、誰かを怒らせてたみたいやけどここではそうではなくて
「自分のままで認めてもらえる」という感じかな。
いままででもきっとずっとそうやったんかもしれへんけど、
なにぶんずっと気張ってたものやから、ぜんぜん見えへんかった。

いま、こにくは会社を「リフレッシュ休暇」という大義名分で休んでいて
お金もそんなにないし、もちろんパートナーもいなくって
「社会的」には、けっこうな弱者な状態かもしれない。

でも、不思議と、こにく個人への仕事依頼や、面白い案件の相談や、
新しい友だちや新しいコミュニティへのお誘いや、
ごはんをごちそうしてくれる人や、目の覚めるような言葉やアイデアやなんかの、
たくさんの「許し」が、訪れた!

そしてそのなかには、こにくへメッセージくださる方からの愛もあって。

いつコラム書けるようになるんやろってめっちゃ思ってたけど
そういうたくさんの「許し」があって、今日はPCを開かずにはいられなかった。

映画を見る、本を読む、ってことの体力も戻ってきて
ほんとうに自分自身を取り戻せそう。

もし、これを読んでくださっている方で、こにくの体験談に共感してくださってる方がいたら
こんなにうれしいことはない!
もちろん、お仕事の内容やポジションやライフスタイルは人それぞれだから、
同じ状況でも水を得た魚のようにフルポテンシャル発揮できる方もいらっしゃるはず。

こにくは今回、ある意味でタオルを投げたわけやけど、
それがあって見えた世界もあります。
一分一秒が、無駄じゃないねんなぁと、残り少ない休暇を思いながらこのコラムを書いています。

自分を許すの、大事やよ。
「できない」ってことを「できない」って言える人、素敵です。
そんな人だからこそ尊敬されるし信頼される。

「不安です」ってことを口にするのはすごく怖い。
でもだからこそ、それをする必要がある。
見えないものに対して不安って大きくなるから、一度口にして誰かに押し付けてしまえばいい。
そうすると、その不安って小さくなるねんよねー。
自分の頭でだけ考えてるから不安になるわけで、
誰かと一緒なら、自分が思ってもいなかったアイデアをくれたり
新たな窓を開いてくれたりする。

「アタシこんなんやで。アカンの?」って、開き直って図太く生きていれば
そんなあなたこそが美しい。
だって、繊細やからこそ「開き直り」っていうアクションが必要やねん。
そもそも図太いひとは、自然体でどっしりしてるねんから。
でも、みんながみんな、それは一生懸命、生きているっていう証拠やね!

そう思えたら、自分も、みんなも、許せるような気がせえへん?

では、また!

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